スワップ利回りを考える

FX

こんにちはヨシフです。

本日はFXにおけるスワップの利回りについて考えてみます。

これに気付かなければ大きな勘違いをしたまま運用を続けるところでした。

利回りとは
投資原本に対し得られる配当金や金利を指します。
利回りが高ければ投資効率が良いといえます。
下記計算式で算出できます。
配当金/金利 ÷ 投資原本 × 100

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考えてみようと思ったわけ

ループイフダン取扱いペア追加(前編)にてメキシコペソや南アフリカランドのスワップを「思ったほど高くない」と記載しました。

これは証券会社が提示する「10000通貨あたりのスワップの額面」が

  • 米ドル/円:74円
  • メキシコペソ/円:15円
  • 南アフリカランド/円:17円

となっていたため、「あれ、米ドル/円のほうが全然高スワップでは?」と思ったためです。

しかし、よくよく考えてみると10000通貨のポジションを持つために必要な金額が違うんだから投入金額に対するスワップで見ないと高スワップかどうかってわからないよなということに気が付いたため調査してみました。

米ドル/円とメキシコペソ/円のスワップ利回りを比較する

米ドル/円の場合(レートは110円/ドルとする)

①10000通貨購入に必要な金額:1100000円(レバレッジ1倍)

②10000通貨を1年持ち続けた場合のスワップ:27010円(74円×365日)

利回り(②(スワップ)÷①(投資原本))×100:2.45%

メキシコペソ/円の場合(レートは7円/メキシコペソとする)

①10000通貨購入に必要な金額:70000円(レバレッジ1倍)

②10000通貨を1年持ち続けた場合のスワップ:5475円(15円×365日)

利回り(②(スワップ)÷①(投資原本))×100:7.82%

メキシコペソ/円の圧倒的勝利

比較してみると圧倒的にメキシコペソのほうが利回りが高いです。

これは同じ金額を投入した際にメキシコペソの方が多くポジションをとれるためです。

株をやっていたときは配当金の金額なんかほぼ見ておらず、配当利回りで判断していたのにいざFXとなるとスワップの額面しか見ていなかったという非常に情けない話ですが、気が付くのが比較的早くて(?)よかったと思います。

主要通貨のスワップ利回り

主要通貨のスワップ利回りを計算してみたので公開します。

やはり、トルコリア、メキシコペソ、南アランドはスワップ利回りが高いです。

レバレッジ1倍でこの利回りは驚異的ですね(もちろん値下がりが大きければ意味がないですが)これだけ利回りがあるならスワップ目当てで持ち続けるのもありかもという気もしてきました。

近年だと米ドルがだいぶ上がっていますね、かつては豪ドルの方が高金利だったのですが今は逆転しています。

また、当然のことながら各国の政策金利とスワップ利回りは近似します。

政策金利は1~2か月で結構変わったりするので普段から目を向けておくとよいのかなと思います。

株にしろFXにしろ、始めてからこのような経済情勢に興味を持てたことは投資を初めてよかったと思える点の1つなので、これからも視野を広げられるよう日々精進していきたいと思います。